カボチャの煮物手作りポイント

実はビタミンAを豊富に含み、皮は固いが長く煮ることでやわらかくして食べることができ、日本には冬至にカボチャを食べる風習があります。
サツマイモと同様に、デンプンを糖に変える酵素を含んでおり、貯蔵によって、あるいは低温でゆっくり加熱することによって甘味が増します。
大ぶりで甘味が強い西洋カボチャが現在の主流となっていますが、これは煮物を甘く煮付ける家庭料理的な習慣によるもので、出汁を利かせて煮る日本料理的な煮物には、小ぶりで甘味は少ないが煮崩れしにくい日本カボチャが向いています。
栗のようにほくほくとした味で最近主流のかぼちゃが「西洋カボチャ」は、表面に深い溝がないのが特徴で、一方、縦に深い溝があるのが「日本カボチャ」は、さっぱりとした淡白な味が魅力です。
★手作りポイント!
・カボチャは味がしみ込みやすいようにところどころ皮をむきます。
・煮くずれを防ぐために、面取りします。
・水でさっと洗ってあくをとります。
・重ならないようにカボチャを鍋に入れ、煮崩れを防ぎます。
・調味料は「さ(砂糖)→し(塩)→す(酢)→せ(しょうゆ)→そ(みそ)」の順に。
・落としぶたをしますと、味がまんべんなくしみ渡ります。

スポンサード リンク

スポンサード リンク

カボチャの煮物のつくり方

◆材料(4人分)
・かぼちゃ・・・300g、・だし汁または水・・・11/2カップ、・砂糖・・・大さじ11/3、・みりん・・・大さじ1、・塩・・・小さじ1弱(だし汁の塩分によって加減しましょう)、・しょうゆ・・・小さじ1
◆下ごしらえ
・カボチャは幅3cmのくし形に切り、わたとタネを除きます。
・煮くずれを防ぐために、面取りをしましょう。
・皮をところどころむきます。
・水でさっと洗い、アクを除きます。
〈面取り〉
ジャガイモやニンジン、大根、カボチャなどを煮込む前に切り口の角をさらに薄く取り除いておくことをいい、煮くずれを防ぎ、味のしみ込みをよくする効果があります。
◆つくり方
1.なべにカボチャを重ならないように並べ、だし汁を加え、強火で煮ます。
2.沸騰して約5分煮たあと中火にし、砂糖と塩を入れて落としぶたをし、15分コトコト煮ます。
3.みりんとしょうゆを加えて煮汁が1/3量になるまで約10分煮、火を止めてそのまましばらくおいて味を含ませます。
器にこんもりと盛りつけて、できあがりです。

カボチャの煮物とキュウリのピリカラ和え

キュウリは全体の90%以上が水分で、栄養素はビタミンC、カロチン、カリウムなどが含まれるが含有量は低く、栄養の多い野菜ではありません。
世界一栄養が無い野菜としてギネスブックに登録されていますが、一方キュウリに含まれるカリウムやイソクエルシトリンには利尿作用があるため、むくみを取る効果があるとされます。
キュウリにはビタミンCを酸化させる酵素(アスコルビナーゼ)が含まれるため、ビタミンCを多く含む食材とあわせて調理する際には、酵素の働きを抑える酢を使うとビタミンCを効率よく摂ることができ、また加熱調理も酵素の働きを抑えることができます。
キュウリのピリカラ和え 材料 分量
・きゅうり 1〜2本、・ごま油 小さじ1くらい、・ 醤油 小さじ1くらい、・ 味の素(あったら) パッパッ、・七味唐辛子(好みで) パッパッ、・ゴマ パラリ。
1. きゅうりはピーラーで2〜3回皮むきますが、これは見た目が綺麗だからです。
2. 包丁の持つ向きを変え、柄の部分でガスッ!と叩く!割る!
3. ボールに入れてごま油・醤油・七味・味の素を入れまぜますが、調味料はきゅうりの量・好みによって、変えてください。
4. お皿に盛りますが、漬ける時間は要りません。
これでできあがりですが、味付けは目分量ですので、好みの味に仕上げてください。

スポンサード リンク

Copyright © 2008 ビタミンA豊富なカボチャの煮物